補助パーサ

補助のパーサが用意されています。(namespace qi = boost::spirit::qi)

型(属性)	ルール	説明
qi::unused_type	qi::eol	CRLF または CR または LF にマッチします。
qi::unused_type	qi::eoi	入力 Iterator が first == last になった時にマッチします。
qi::unused_type	qi::eps	必ずマッチします。
qi::unused_type	qi::eps(cond)	bool型 cond が true の場合マッチします。
任意の型	qi::lazy(rule)	rule の属性をインスタンス化し値として取り出す。
任意の型	rule	qi::lazy(rule) に同じ。
任意の型	qi:attr(value)	直接値を取り出す。(ruleを経由しない)

qi::eps は、後述するセマンティック・アクションと組み合わせて使用します。
qi::lazy(rule) は、特に意識する必要はありません。

qi::attr サンプル

C++: qi::attr 例
#include <boost/spirit/include/qi.hpp>
#include <iostream>
#include <string>

namespace qi = boost::spirit::qi;

int main() {
  std::string input = "one two three";
  std::vector<int> v;
  qi::parse( input.begin(), input.end(), 
    *(
      (
         (qi::lit("one") > qi::attr(1)) 
      | (qi::lit("two") > qi::attr(2)) 
      | (qi::lit("three") > qi::attr(3))
      ) % qi::standard::blank
     ), 
     v 
   );
  for( int n : v ) { std::cout << n << std::endl; }
  return 0;
}

qi::attr(value) は、ルールに応じて値を設定する場合に使用できます。